矯正治療

矯正治療はどうして必要なのか

歯の矯正治療は、乱れた歯列を整えて綺麗にします。美しい口元になるという審美的効果は、非常に大切なことですが、矯正治療の一番の目的は「正しい位置で噛めるようにすること」です。
噛み合わせが良くないと、しっかりと食べ物を噛んで消化することができません。内臓に負担がかかったり、軟らかい食べ物ばかり選択するようになってしまったりします。歯並びが悪いと歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病になりやすいというリスクもあります。
また顎のズレが、全身のバランスにまで影響し、頭痛や肩こりなど慢性的な不定愁訴につながることもあります。
こうしたことから、歯並びを整え噛み合わせを正しい位置に導く矯正治療は、口元と全身の健康維持のために行なう重要なものです。
些細な違和感でも、体の不調につながっていることがあります。どうぞお気軽にご相談ください。

当院の矯正治療4つの特長

  • 特長01

    「日本矯正歯科学会認定医」が担当するので安心!

    矯正治療には、歯の位置を動かし全体のバランスを整える、精密な技術が必要とされます。当院で治療に当たるのは、日本矯正歯科学会の「認定医」です。歯科で行なう治療にはさまざまな分野がありますが、日本矯正歯科学会認定医は矯正治療の専門的な知識と、臨床経験をしっかり積んでいます。安心してお任せください。

  • 特長02

    女性歯科医師がきめ細やかに対応します

    幼い頃の経験などから、歯科医院が苦手という患者さまも多いと思います。とくに矯正治療は時間も費用もかかる、患者さまにとっては負担の大きい治療です。当院では患者さまの疑問に答え、不安に寄り添って、心配なく治療を受けていただけるよう努めます。担当の女性歯科医師がしっかりお話をおうかがいします。

  • 特長03

    武蔵浦和駅徒歩1分 通いやすい環境

    矯正治療では、歯を少しずつ正しい位置に動かします。そのため治療完了までに定期的な受診が必要です。当院は武蔵浦和駅から徒歩1分、通勤や通学の途中にも寄りやすい便利な立地です。違和感などにもすぐに対応させていただきますので、通いやすい環境にある当院を、ぜひご利用ください。

  • 特長04

    カウンセリング無料

    「矯正治療に興味はあるけれど、なかなか踏ん切りがつかない」「日常生活に支障はないか」「自分に合っている治療なのか」など、いざ矯正治療をしてみようという前には、たくさんのご不安があると思います。当院では無料カウンセリングを実施していますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

小児矯正

子どものうちに矯正歯科治療をするメリット

  • メリット01

    成長を利用して治療ができる

    成長中のお子さまは、顎の発達を利用しながら矯正治療をすることができます。永久歯が生え揃う前に、必要な顎の大きさを確保するため、発達を促したりします。体の成長を利用して行なう、成人には適用不可能な子どもならでは治療です。

  • メリット02

    抜歯しなくても済む場合がある

    永久歯が生えてくるスペースを確保することから治療を始めるので、最終的に歯列を整える際に、抜歯をする必要がない場合があります。できるだけお子さまの大切な永久歯を減らすことなく、矯正治療を行なうことが望ましいといえます。

  • メリット03

    よい歯並びで思春期を過ごせる

    口元の見た目がコンプレックスとなって、コミュニケーションに不安を感じるのは、大人も子どもも一緒です。歯並びを整えておいてから、とくに繊細である思春期を過ごすことができるのは、大きなメリットになります。

  • メリット04

    将来の歯の健康につながる

    乱れた歯並びでは歯磨きがしづらく、食べ物のカスが歯間に挟まったままになりやすいことから、虫歯・歯周病のリスクが高まります。矯正治療でこの状態を改善し、予防への意識を高めることで、将来の歯の健康にもつながります。

早期の診察をおすすめしています

乳歯の段階で少し歯並びが気になったとしても、「いずれ永久歯に生え変わるから」と様子を見てしまう場合があります。しかし成長段階のお子さまだからこそできる矯正治療は、大人になってから行なうよりも負担が少なく歯列を整えることが可能なので、できるだけ早く始める方がよいのです。
とくに乳歯が生え揃う前の段階で一度診察しておくと、そこからどのように顎が発達し、歯が動いていく可能性があるのか、検討することができます。医師が経過観察しながら、具体的な矯正治療に入るベストなタイミングを見計らうことが可能なので、歯が生えてきた頃からまずお気軽に相談をしていただくことを、当院では保護者の皆さまにおすすめしています。

小児矯正の治療の流れ

小児矯正は、初期治療(骨格矯正)と本格治療(歯列矯正)という、二段階で行ないます。
初期治療(骨格矯正)は、乳歯が抜け、永久歯が生えてくる時期に行ないます。
本格治療(歯列矯正)は、永久歯が生え揃う10歳頃から成人にかけての時期の治療です。
初期治療をしっかり行なっておくことで、本格治療をする必要がなくなる場合もあります。
お子さまの歯列の状態に合わせて、治療のタイミングと方法を見極めるので、乳歯が生えてくる時期に、まずは相談していただければと思います。

  1. 初期治療(骨格矯正)

    初期治療(骨格矯正)は、歯を支える顎骨のバランスを整える治療となります。お子さまの体の成長に合わせて、顎の発達を促し正常な発育ラインにのせていきます。成長の終わった成人には実施できない、子どもならではの矯正治療です。
    この初期治療で永久歯の生えるスペースが確保されると、本格治療が必要無くなる場合もあります。

  2. 本格治療(歯列矯正)

    本格治療(歯列矯正)は、生え揃った永久歯の位置を整える治療です。矯正器具を歯に取りつけて、歯を正適切な位置に動かします。見た目だけでなく、正しい噛み合わせでしっかり噛めるようにしていきます。成人矯正と同様の治療ですが、初期治療(骨格矯正)をしておくことで、本格治療の期間が短く済む場合もあります。

成人矯正

矯正治療に手遅れはない!何歳からでも歯並び改善で健康な美しい口元に

矯正治療は、見た目の美しさとしっかり噛めるという、審美面と機能面の両方が実現してこそのものです。
「少し気になるけれど、なんとかなっている」と、噛み合わせのズレを放置していると、影響はさまざまところにあらわれてくる可能性があります。
矯正治療で改善できる問題を改めて確認し、得られる効果について考えてみましょう。

  • 問題01

    食事と栄養摂取への影響

    噛み合わせが悪いと、食べ物を歯でしっかり咀嚼できず、消化器に負担がかかります。効率よく栄養を摂取することが阻害されます。

  • 問題02

    虫歯や歯周病のリスク

    歯並びが悪いと、歯間に食べ物のカスが残留しやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
    口内を清浄に保つ働きのある唾液、噛むことで分泌が促されますが、噛み合わせが悪いと不充分な状態になります。唾液の分泌が減り口内が乾燥すると、虫歯・歯周病菌の活動が優位になります。

  • 問題03

    発音がしづらくなる

    受け口や開咬といった状態では、サ行、タ行、ラ行の発音が難しく、息が漏れるような発音になる場合があり、会話に影響が出てしまいます。

  • 問題04

    口元や相貌に歪みが出る

    噛み合わせが悪いと、口元や輪郭など、顔全体の相貌にも歪みが出ることがあります。
    顎のズレが顎関節症の原因となり、口を開けると痛みを感じたり、大きく開けなくなったりする場合もあります。

  • 問題05

    心理的な問題

    悪い歯並びが気になって、「口元を見られたくない」という悩みを抱える方もいらっしゃいます。コミュニケーションに不安を感じ、対人恐怖にまで発展してしまう可能性があるので、決して些細な問題ではありません。

  • 問題06

    全身の健康を脅かす可能性

    噛み合わせの悪さは、口の中だけの問題ではありません。全身のバランスにまで影響して、頭痛、肩こり、腰痛など、全身の不定愁訴につながっている可能性があります。

治療メニュー

  • 「セラミック製ブラケット」で目立たない矯正治療

    矯正治療は、ブラケットという金属の装置を歯の表面につけるので、その独特の見た目から他の人からも治療中であることがわかってしまうものです。
    当院では金属製は用いず、目立たないセラミック製のブラケットを使用しています。歯と同じ色なので、歯列に馴染みます。矯正治療中の気になる見た目に配慮した方法です。

  • 舌側矯正で気付かれにくい治療

    歯の表側に矯正装置を取りつけると、口を開いたときに他の人に気づかれてしまいます。お仕事の都合などで、できるだけ矯正中であることがわからないよう治療したい患者さまには、「舌側矯正」がおすすめです。 矯正装置を歯の裏側、舌の側に取りつけるので、外からはほとんど見えません。発音のしづらさは最初だけで、悪い舌癖も防止できます。

【矯正歯科治療のリスク・副作用】

  • 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯肉が下がること)を引き起こすことがあります。
  • 歯を移動させる力により、痛みや違和感を覚えることがあります。また、装置の刺激で、歯肉の炎症や口内炎を発症することがあります。
  • 装置の装着により、歯磨きしにくい部位が出ることがあります。
    そのため毎日の清掃が不十分だった場合、虫歯、歯肉炎や歯周炎、歯の変色などを引き起こすことがあります。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、 一般的に18~36ヵ月を要します。
    小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で12~24ヵ月、
    永久歯がすべて生え揃った後に行なう第2期治療で12~30ヵ月を要することがあります。
  • 歯の移動終了後、リテーナー(保定装置)の使用期間の不足や歯ぎしりなど癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合を引き起こすことがあります。